俗に言う、御朱印地三百三十石の基礎は、生駒藩政期、藩の寄進により、成立した。
参考に、寺社領の存在した郷村の容態を、合田學著「讃州御国中村切高惣帳表計算篇第四版(上坂氏顕彰会2001年刊)」、「讃州仲郡志史料篇第四版(上坂氏顕彰会2001年刊)」より、表計算とグラフを引用、表示する。
合掌。
金毘羅領 金光院 松尾寺 仲郡 木徳村 23.500石
松尾領 金光院 松尾寺 仲郡 苗田村 50.000石
松尾領 金光院 松尾寺 仲郡 子松之郷、佐文 256.500石
上掲表計算は、合田學著「讃州御国中村切高惣帳表計算篇第四版(上坂氏顕彰会2001年刊)」より引用した。
上掲グラフは、合田學著「讃州仲郡志史料篇第四版(上坂氏顕彰会2001年刊)」より引用した。
参考
以下、「生駒家家臣分限ノ記」より、全ての生駒藩寄進寺社領を掲載する。
此れに依り、金毘羅領、松尾領の数値が、如何に突出しているかが理解出来る。
一、寺社知行
三十石 引田八幡領 <譽田神社>
二十石 白鳥八幡領
三十五石 水主宮領
一石五斗四升 入野八幡領 <石清水八幡社>
三石六斗 津田浦宮領 <石清水神社>
十石 観音領 <志度寺>
二十石 千手寺 <専修寺>
六石 井戸宮 <和爾賀波神社>
四十三石三斗二升 屋嶋寺
五斗五升 東片本八幡領
三石七斗六升 木太天王領 <牛頭天王>
七石 林宮領 <岩田八幡宮>
一石五斗 池田八幡領
二石四斗二升 植田八幡領 <藤尾八幡宮>
一石二斗 本濱天神領 <中黒華下天満宮>
十六石一斗三升 石清尾太夫 <友安氏>
八石 石清尾宮坊 <宝寿院>
百五十石 勝法寺 <興正寺別院>
三石 松縄宮領 <熊野権現>
五十石 一之宮領 <一宮田村定水大明神>
三石七斗四升 由佐八幡領 <冠纓宮>
百石 八幡領 <不詳>
十八石二升 根香寺
六石一斗六升 香西八幡 <藤尾八幡宮>
二石二斗 飯田宮領 <飯田八幡宮>
百石 法泉寺
二百五十石 伊勢領 <伊勢、伊勢神宮>
六石四斗三升 河部八幡領
六十三石八斗 国分寺
二十七石 瀧之宮領 <牛頭天王>
二石五斗 菩提寺 <菩提院>
百石 多賀領 <江州、多賀大明神>
九斗 山田宮領 <山田八幡宮>
百石 玉龍院 <京都、玉龍院妙心寺>
百二十石 愛宕領 <山城、愛宕権現>
六十石 白峯領
四石五斗 北条天王領 <崇徳天皇社>
六石五斗 宇足津宮 <宇夫志奈大明神>
二石 宇足津弁財天
二石六斗四升 岡田八幡 <上野八幡宮>
五十石 弘憲寺
一石九斗 福成寺
九斗六合 高林寺 <専立寺>
一石四斗三升 奥河津宮領 <庄宮八幡宮>
十八石 見性寺
十六石 柞原宮領 <山北八幡宮>
八斗 柞原権現 <素盞大明神>
一石二斗 中分宮領 <會下天満宮>
二十三石五斗 金毘羅領
三百六石五斗 松尾領
一石五斗 大日領 <春日大明神>
九石三斗 まんだらじ <曼陀羅寺>
五十石 誕生院 <善通寺>
四石 下吉田宮領 <八幡宮>
三石 下高瀬八幡
三石 楠井明神領 <新田大明神>
一石 楠井権現領
一石 楠井薬師領
二石 柞原寺
四石七斗 神田宮 <大水上神社>
二石七斗三升 財田上八幡領 <鉾八幡宮>
二石六斗 財田上龍王領
一石四斗 財田上厳嶋之宮
二石一斗 財田中乗覚院 <高橋氏>
一石五斗四升 財田西天神領
六石六斗 本山大明神 <高良大明神>
一石五斗四升 持寳院 <本山寺>
三石 笠岡宮領 <宇賀大明神>
四十石 けんぎょう與 <浪打八幡宮>
三石三斗 仁保宮領 <賀茂大明神>
一石 覚城院
三石九斗七升 萩原寺
六石六斗 興昌寺
一、御初尾米
切米十石 萩原寺
切米五石 薬師坊<鞍馬>
切米五石 窪之坊<高野山>
切米五石 地寳院<高野山>
切米五石 満太夫<熱田>
一、寺領米ニテ渡ス
切米四十石 寒松院
切米三十石 香林寺
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